Web3(Web3.0)とは何か?新しい時代に向けて特徴や抱える問題点をわかりやすく解説 

WEB3
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悩んでいる人
悩んでいる人

web3っていう新しい時代がくるって聞いたけど、そもそもweb3ってなんだろう?よくわからないから怖いな。

ゆうさめ
ゆうさめ

こういった疑問に答えます。

本記事を読むとわかること
  • web3とは?WEBの歴史
  • web3の特徴や問題点

web3は必ず来るので今のうちに理解しておくと、いざ来たときに備えることができますよ。

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web3(Web3.0)とは?web1.0からの振り返り

web3.0を語る前に、ウェブの歴史を簡単に振り返ってみましょう。

ゆうさめ
ゆうさめ

ウェブの歴史をたどると、web3のことも簡単に理解できるよ

web1は【Readの時代】

web1とは、インターネットが普及し始めた初期段階を指します。

この時代では情報の発信者と受け取り手がはっきりと分かれていました。

ユーザーが取れる行動は、情報をただ受け取るだけで、ニュースサイトを見たり、ホームページを見るなど、Readの時代でした。

web1は、HTMLを利用したテキストが中心で、画像や動画もなく、コミュニケーションはメールが中心でした。

web2は【Read + Writeの時代】

次は、「web2(web2.0)」が来ました。

2005年頃から始まった新しいインターネットの形で、Readの時代から Read + Writeの時代になりました。

ブログや日常で使うSNS、動画共有サービスなどが普及した時代です。

特にわかりやすい特徴は、TwitterやYouTube、Facebook、InstagramなどSNSの普及です。

いつでもどこでも誰もが簡単に発信することができ、画像や動画コンテンツの共有も簡単になりました。

一方でweb2の発展で大きな課題も生まれてきました。

GAFAM(Google、Amazon、Facebook、Apple、Microsoft)などに象徴される巨大IT企業がプロットフォームを独占し、SNSの投稿や個人情報が集約される状態になってしまったことです。

つまり、データの所有権が自分自身にはない状態になってしまったのです。

突然のアカウントの停止、個人情報の流出事故も相次ぎ、ユーザーは不満が溜まっていくことになります。

web3(Web3.0)の登場

Web3(Web3.0)は新しい概念であるため、明確に定義されていませんが、一言で言い表すならば「ブロックチェーン技術で実現された分散型インターネット」です。

これまで説明したようにインターネットでは、GAFAMと呼ばれる大企業たちが個人情報や利益を独占し、覇権を握っていました。

そこでブロックチェーンをはじめとする技術を活用し、情報の分散化・個人ごとでの管理を可能にしたのが「Web3.0(Web3)」です。

これによりweb2の時の大きな課題が解決できます。

WEB3.0の最大の特徴→主体がいないこと

ずばり、「『トラストレス×自律的×非中央集権』の仕組みで動いている」ことにあります。

トライストレスとは、トラスト(信用)を担保する主体がいないということ。

例えば法定通貨の場合、政府や中央銀行が信用を保証しています。他にもポイントの場合、発行している企業が信用を保証しています。

それに対して、ビットコインやイーサリアムは、信用を担保しているリーダー的主体がいません。

大勢の参加者がネットワーク上の取引を検証、承認する仕組みで一人ひとりが参加するネットワークがサービスの基盤となっているのです。

つまり、web3になることで個人の投稿や個人情報などが自分自身で所有できるようになりました。

web3に関するトレンド技術【4つある】

「web3に関するトレンド技術」は次の4つです。

トレンド技術
  • 技術①:NFT
  • 技術②:DAO
  • 技術③:DeFi
  • 技術④:メタバース

技術①:NFT

NFT(Non-Fungible Token、非代替性トークン)とは、ブロックチェーンを基盤にして作成された代替不可能なデジタルデータのこと。

現在は、NFTを使って様々なアイテムがNFT化されています。

NFT化したアイテム
  • デジタルアート
  • コレクターズアイテム
  • デジタルファッション
  • スポーツ
  • 会員権
  • 不動産
  • 担保ローン
  • ゲーム

データでありながら、コピーや偽造ができないという特徴が活かされています。

技術②:DAO

DAO(Decentralized Autonomous Organization、分散型自律組織)とは、株式会社のアップデートとも言われる新しい組織の形のこと。

特定の所有者や管理者が存在しなくとも、事業やプロジェクトを進めていける組織です。

DAOでは、分散したメンバーによる一定のルールを通して意思決定が行われるのが特徴で、意思決定の際には全員が同等の発言権を持てます。

特定の所有者や管理者が存在しない代わりに、同じ目的を持つメンバー全員で組織を共同で管理し、平等な立場で運営が行われます。

また、DAOはブロックチェーンで運営されるため年齢や性別、国籍関係なく世界中の人々が参加できます。

すべての契約や取引など、ブロックチェーン上に履歴が残るため透明性と公平性が高いことが大きな特徴です。

ゆうさめ
ゆうさめ

DAOは、履歴が残るから安心だね

現在でも多くのDAOが運営されています。

技術③:DeFi

続いては、DeFi(Decentralized Finance、分散型金融)について紹介します。

DeFiは、ブロックチェーン上に構築されており、銀行や政府などの機関を通さずに利用できます。

管理者がいないことで、次のようなメリット・デメリットがあります。

DeFiのメリット・デメリット

メリット

  • 手数料が安い
  • 金融機関の仲介が不要

デメリット

  • バブル崩壊のリスク
  • ガス代の高騰で手数料負担が増える

管理者がいないので、未来のリスクに備えるなどの急なマイナス要素に流されるままなのが問題だね。

ゆうさめ
ゆうさめ

管理者がいないから、「未来のリスクに備える」などの急なマイナス要素に流されるままなのが問題だね。

技術④:メタバース

メタバースとは、超越を意味する「Meta(メタ)」と世界を意味する「Universe(ユニバース)」から形成された造語「Metaverse(メタバース)」となっています。

その名の通り、超越した世界を作るというのがメタバースの目標で、最終的には現実世界を超えた新しい世界を作ることも目指しているはずです。

メタバースの説明は、「仮想世界」や「仮想現実」のことを意味しますが、抽象的でわかりにく点も多いと思います。

次の例を考えてみるとわかりやすいかもしれません。

  • SAO(ソードアート・オンライン)
  • サマーウォーズ
ゆうさめ
ゆうさめ

僕は、メタバースを理解するためにSAOを読んでみたよ

上記の例のようになるには、まだまだ何十年もかかると思いますが、めちゃくちゃワクワクする世界で今からとても楽しみです。

web3が現状抱える問題点

抱える問題点
  • 敷居が高い
  • 手数料が高い
  • 詐欺が多い
  • 法律的な整理が行われていない
  • 全て自己責任

まだまだ問題点はあります。

しかし、web1やweb2のときも同じだったのではないでしょうか。

世間に浸透するに連れて、これらの問題点は消えていくはずです。

というわけで、今回は以上です。読んで頂き、ありがとうございます

参考文献
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